でもレーツェルは迷っている私に的確な助言をくれることが多い。だから試しに聞いてみたという理由もある。
『そうですね。私は離れるべきだと思っています』
「……だよね」
『ですが、もしもの可能性も感じています』
「えっ?」
もしもの可能性って?
『彼ならあなたを救ってくれる人かもしれないと、そう思っているのです』
「ブラッドが私を?」
『ええ』
彼が私を救ってくれる? レーツェルはそう感じているの?
『あくまでも可能性の一つですが、私にはあの人から特別な何かを感じるのです』
「特別な何か?」
『それはまだ分かりませんが』
レーツェルがそう言うということは、ブラッドに何かあることは確実なのだろう。でも彼が本当に私を救ってくれる人なのだろうか?
「でもこのことを話すわけには行かないよ」
この件に彼を巻き込むわけには行かない。ミリィの言う通りブラッドには幸せになってほしいから。
それに怖い。自分を知られることが。
『そのことを話すかどうかは、あなたに任せます。ですがきっと彼なら、あなたが欲しがっている言葉を言ってくれると私は思っています』
「レーツェル……」
それからレーツェルの声が途切れてしまった。
「私が欲しがっている言葉……」
それはいったい?
そう思った時、私の体が大きく脈打った。
「うっ! ……まさか」
私は慌てて自分の胸元を抑える。
「こんな……時に!」
倒れかける体を必死に支え発作に耐える。
「はあ……はあ……! こんな……ところでは!」
ここで倒れるわけには行かなかった。倒れてしまったらブラッドに気づかれてしまう。
なんとか意識を保とうと守護石を握りしめて立ち上がる。しかし意識はどんどん遠ざかっていく。
「私は……」
私はまだ――
そこで私の意識は途切れてしまい、私の体は背中から後ろへと倒れ込んだ。
『そうですね。私は離れるべきだと思っています』
「……だよね」
『ですが、もしもの可能性も感じています』
「えっ?」
もしもの可能性って?
『彼ならあなたを救ってくれる人かもしれないと、そう思っているのです』
「ブラッドが私を?」
『ええ』
彼が私を救ってくれる? レーツェルはそう感じているの?
『あくまでも可能性の一つですが、私にはあの人から特別な何かを感じるのです』
「特別な何か?」
『それはまだ分かりませんが』
レーツェルがそう言うということは、ブラッドに何かあることは確実なのだろう。でも彼が本当に私を救ってくれる人なのだろうか?
「でもこのことを話すわけには行かないよ」
この件に彼を巻き込むわけには行かない。ミリィの言う通りブラッドには幸せになってほしいから。
それに怖い。自分を知られることが。
『そのことを話すかどうかは、あなたに任せます。ですがきっと彼なら、あなたが欲しがっている言葉を言ってくれると私は思っています』
「レーツェル……」
それからレーツェルの声が途切れてしまった。
「私が欲しがっている言葉……」
それはいったい?
そう思った時、私の体が大きく脈打った。
「うっ! ……まさか」
私は慌てて自分の胸元を抑える。
「こんな……時に!」
倒れかける体を必死に支え発作に耐える。
「はあ……はあ……! こんな……ところでは!」
ここで倒れるわけには行かなかった。倒れてしまったらブラッドに気づかれてしまう。
なんとか意識を保とうと守護石を握りしめて立ち上がる。しかし意識はどんどん遠ざかっていく。
「私は……」
私はまだ――
そこで私の意識は途切れてしまい、私の体は背中から後ろへと倒れ込んだ。



