「私は……あと二年で死ぬの」
「え……」
その言葉に俺は目を丸くした。
あと二年って……そんなの!?
「私は生まれた時から魔力が少なくて、それを知っていたお母様は私に魔法を使わせようとしなかった」
そこで俺はさっきの魔法を思い出す。
「お前! 今まで何回魔法を使って来た?!」
俺の言葉に目を瞬かせた彼女は少し考えてから言う。
「さっきのが初めてよ」
「な、んで……大事な事だろ! そんな、自分の命を削るような真似を!」
「でもさっきのは私がやりたかったの」
「だけど……!」
そんなの俺が自分で治癒魔法をかければ治る傷だったんだ。でもオフィーリアは、自分のせいだと言って償いのために魔力を使った。命を削ってまで俺の傷を癒してくれた。
「……オフィーリア。約束する」
俺はオフィーリアの小指に自分の小指を絡める。
「必ずお前を守ってみせる。クラウンには絶対に渡さない」
「ブラッド……」
彼女は命を削ってまで傷を癒してくれた。それだったら俺もこの命をかけて、オフィーリアを全力で守り抜いてみせる。この右目の魔力を使ったとしても。
「オフィーリア……聞いた話があるんだけど」
「聞いた話?」
「ここから西の方ある山に、命を与えてくれる宝石があるって言うんだ」
「命を与えてくれる宝石……」
もしかしたらその宝石なら、オフィーリアを助ける事が出来るかもしれない。彼女の命を繋いでくれるかもしれない。
「だからオフィーリア。全部片付いたらその宝石を探しに行こう。一緒に」
「ブラッド。どうしてあなたはそこまで私のために?」
オフィーリアは瞳を揺らしながら俺の顔を見上げる。
「そんなの決まってる」
俺は赤くなった顔を見られないようにそっと彼女の耳に囁く。
「お前が大切だからだ」
「っ!」
この世界で一番大切な人──一緒に生きて、幸せを手にして、隣で生涯を終えたい人。
こんな俺でもようやくそう思える相手に出会えたんだ。オフィーリアが誰よりも愛しい存在なんだ。
「ブラッド……ありがとう」
オフィーリアは俺の背中に腕を回した。それに応えるように俺も彼女の体を抱きしめ返す。
必ず守ってみせる。クラウンから──彼女を襲う厄災から。オフィーリアは絶対に死なせない。
こんな残酷な運命なんて俺が変えてみせる。どんな犠牲を払ってでも。
「え……」
その言葉に俺は目を丸くした。
あと二年って……そんなの!?
「私は生まれた時から魔力が少なくて、それを知っていたお母様は私に魔法を使わせようとしなかった」
そこで俺はさっきの魔法を思い出す。
「お前! 今まで何回魔法を使って来た?!」
俺の言葉に目を瞬かせた彼女は少し考えてから言う。
「さっきのが初めてよ」
「な、んで……大事な事だろ! そんな、自分の命を削るような真似を!」
「でもさっきのは私がやりたかったの」
「だけど……!」
そんなの俺が自分で治癒魔法をかければ治る傷だったんだ。でもオフィーリアは、自分のせいだと言って償いのために魔力を使った。命を削ってまで俺の傷を癒してくれた。
「……オフィーリア。約束する」
俺はオフィーリアの小指に自分の小指を絡める。
「必ずお前を守ってみせる。クラウンには絶対に渡さない」
「ブラッド……」
彼女は命を削ってまで傷を癒してくれた。それだったら俺もこの命をかけて、オフィーリアを全力で守り抜いてみせる。この右目の魔力を使ったとしても。
「オフィーリア……聞いた話があるんだけど」
「聞いた話?」
「ここから西の方ある山に、命を与えてくれる宝石があるって言うんだ」
「命を与えてくれる宝石……」
もしかしたらその宝石なら、オフィーリアを助ける事が出来るかもしれない。彼女の命を繋いでくれるかもしれない。
「だからオフィーリア。全部片付いたらその宝石を探しに行こう。一緒に」
「ブラッド。どうしてあなたはそこまで私のために?」
オフィーリアは瞳を揺らしながら俺の顔を見上げる。
「そんなの決まってる」
俺は赤くなった顔を見られないようにそっと彼女の耳に囁く。
「お前が大切だからだ」
「っ!」
この世界で一番大切な人──一緒に生きて、幸せを手にして、隣で生涯を終えたい人。
こんな俺でもようやくそう思える相手に出会えたんだ。オフィーリアが誰よりも愛しい存在なんだ。
「ブラッド……ありがとう」
オフィーリアは俺の背中に腕を回した。それに応えるように俺も彼女の体を抱きしめ返す。
必ず守ってみせる。クラウンから──彼女を襲う厄災から。オフィーリアは絶対に死なせない。
こんな残酷な運命なんて俺が変えてみせる。どんな犠牲を払ってでも。



