ヴェルト・マギーア 星の涙 ACT.1

「そ、んな」
 
いったい何があったと言うのだ? どうしてみんな死んでいるの? どうして……。

「オフィーリア……」

「っ!」
 
そこで私は血を流しながら倒れている友達の一人を見つけた。

「さ、サーニャ!」
 
私は慌てて駆け寄り彼女の体を抱き起こす。

「ど、どうしたのサーニャ! 何があったの?」

「み、な、こ、……げて」
 
サーニャが何を言っているのか分からず、私は頭を左右に振る。それを見たサーニャは息は息を大きく吸うと言う。

「み、んな……殺さ……た。に、げて!」

「そんな……サーニャを置いて行けないよ!」
 
私は涙を流しながらサーニャの手を取った。
 
サーニャとは親友で何でも話せる大切な友達だった。一緒に遊んだりお話したり、彼女の隣に居るのが楽しかった。

なのに――

「オーフィーリア……を、さが、してる」
 
その言葉を聞いて心臓が大きく跳ねた。
 
誰が私を探しているの? 何で私を……。

「は、やく! にげ……て」

サーニャの体から力が抜け、手の中から彼女の手が溢れ落ちた。

「さ、サーニャ? ……サーニャ!!」
 
何度も彼女の名前を呼び続けた。でもサーニャが目を覚ますことはなかった。
 
私は彼女の体を地面に寝かせて優しく頬をさすった。

「ごめんね……サーニャ」
 
立ち上がった私はお母様たちの元へと走った。

「お母様! お母様!!」
 
もう誰も失いたくない! 死んでほしくない! どうか無事で居て欲しい!