「何て破壊力なんだ……」
あの破壊力でも神の守りは良く保った方だ。そうでなければ今頃この付近の土地は消し飛んでいただろう。
「うっ!」
既に魔力が限界に来ている俺はその場に膝を付く。
「ブラッド!」
「だ、大丈夫……だ」
真っ白な髪へと変色してしまった髪の中から彼女の顔を見上げる。不安に揺れている碧眼の瞳に涙が溜まっている事に気がつき指先で彼女の涙を掬う。
「怪我はないか? オフィーリア」
「うん……大丈夫よ」
「なら、良かった」
そう言って彼女の頬に手を伸ばした時だった。
「全然良くないよ〜」
「──っ!」
オフィーリアに伸ばした手を引っ込め、俺たちは声のする方へと振り返った。
「せっかく彼女に怪我を負わせて、戦闘不能の状態にしてから回収しようと思っていたのに、何でそんなにピンピンしてるのさ?」
そんなことをぶつぶつ呟く少年が宝石のアルマンディンのような髪色の毛先を、指先で遊ばせながら空からゆっくりと降り立った。
「お前は?」
「……アルファ」
オフィーリアは少年の名前をポツリと呟く。
その声が聞こえたのかアルファと呼ばれた少年は、にっこり笑うとアメジスト色の瞳で俺たちの姿を捉えた。
「久しぶりですね、オフィーリアさん。やっと会えましたよ」
俺は立ち上がって背後にオフィーリアを庇う。
あいつの近くに居るわけでもないのに、アルファから放たれる魔力のせいで俺の体には鳥肌が立ちっぱなしだ。
「お前は誰だ!」
「それはこっちのセリフだよ。てか君だれ?」
アルファは俺をじっと見てくる。すると俺の右目に気が付き何を思ったのか、不敵な笑みを浮かべた。
「ああ、分かりました。あなたブラッドさんですね?」
「っ?! どうして分かった?」
軽く笑ったアルファは俺の右目に人差し指を向けると言う。
「その瞳だよ。前にあの御方から、自分の研究施設を破壊した実験体が一人居たって聞きましてね」
その言葉に俺の脳裏にあいつの顔が浮かんだ。
あの破壊力でも神の守りは良く保った方だ。そうでなければ今頃この付近の土地は消し飛んでいただろう。
「うっ!」
既に魔力が限界に来ている俺はその場に膝を付く。
「ブラッド!」
「だ、大丈夫……だ」
真っ白な髪へと変色してしまった髪の中から彼女の顔を見上げる。不安に揺れている碧眼の瞳に涙が溜まっている事に気がつき指先で彼女の涙を掬う。
「怪我はないか? オフィーリア」
「うん……大丈夫よ」
「なら、良かった」
そう言って彼女の頬に手を伸ばした時だった。
「全然良くないよ〜」
「──っ!」
オフィーリアに伸ばした手を引っ込め、俺たちは声のする方へと振り返った。
「せっかく彼女に怪我を負わせて、戦闘不能の状態にしてから回収しようと思っていたのに、何でそんなにピンピンしてるのさ?」
そんなことをぶつぶつ呟く少年が宝石のアルマンディンのような髪色の毛先を、指先で遊ばせながら空からゆっくりと降り立った。
「お前は?」
「……アルファ」
オフィーリアは少年の名前をポツリと呟く。
その声が聞こえたのかアルファと呼ばれた少年は、にっこり笑うとアメジスト色の瞳で俺たちの姿を捉えた。
「久しぶりですね、オフィーリアさん。やっと会えましたよ」
俺は立ち上がって背後にオフィーリアを庇う。
あいつの近くに居るわけでもないのに、アルファから放たれる魔力のせいで俺の体には鳥肌が立ちっぱなしだ。
「お前は誰だ!」
「それはこっちのセリフだよ。てか君だれ?」
アルファは俺をじっと見てくる。すると俺の右目に気が付き何を思ったのか、不敵な笑みを浮かべた。
「ああ、分かりました。あなたブラッドさんですね?」
「っ?! どうして分かった?」
軽く笑ったアルファは俺の右目に人差し指を向けると言う。
「その瞳だよ。前にあの御方から、自分の研究施設を破壊した実験体が一人居たって聞きましてね」
その言葉に俺の脳裏にあいつの顔が浮かんだ。



