詩織に耳のことを知られた。


俺は試合の後1人で駅に向かった。


一緒に帰ろうと言ったけど、詩織は泣きそうな顔で歩いて行ってしまった。


俺は1人電車に乗っていつもの駅に降りる。


ちゃんと詩織に話そうと思って詩織の家のレストランに来た。


中に入ると歌奈が料理を運んでいた。


「あっ、蒼瀬さん!こっち空いてるのでどうぞ!」


「ありがとう。えっと、あの、詩織いる?」


「お姉ちゃんですか?なんか、幼なじみの家に泊まるって言ってました。」


「そっか。あっ、今日はパスタにするよ。」


そう言うと歌奈は笑顔で厨房に行った。