「………何のことだか知らねぇが、俺の優先事項は1に紗久、2に紗久、3に紗久ってことだけは教えといてやる。紗久以外どうでもいい」 そんなコタに対して玖音はただ意志の強い思いをコタに告げるだけだった。 知らない。 玖音の答えはこうなのだが、コタはどうにもそれが本当のことなのか疑いたくなっていた。 何故なら彼は優秀な魔法使いだったのだ。 今の現状でこの世界の異変に気づいていないことはあまりにも不自然すぎる。 「ふーん。そう」 だけどその違和感をコタは口にすることはなかった。