後輩なんて本気になりません!



「先輩!さっきまでの話
ちゃんと理解してますか?」


「だって あたしのことは
もう諦めたと言ったじゃん」


「だから!
好きじゃないのに
悩んで隆に相談しないし」


「あ・・・そうか
えっ?まだ好きなの?」


「もぉー!
オレがどれだけ先輩
いや陽菜を好きか
教えてあげる さぁ!行こっ」


「ワァォー!龍馬って大胆だなぁ
こっちが赤面するわ!」


「うるさい!」


「羨ましいなぁ
今から。。。いいなぁ〜龍馬!」


「何?何?2人とも」


「わかってるくせに
わかんないフリって
で?どこ行く?」


「どこって?」


「愛を確かめ合う場所」


「はぁ?」


「陽菜の気持ちが変わらないうちにね」


「ってか いつのまにか
陽菜ってぇ」


「だって恋人でしょ?」


「あたしたち付き合うの?」


「付き合うよ当たり前!
2人とも同じ気持ちなのに
付き合わないわけないでしょ!
さぁ!行きますよ
どこにしようか?
①陽菜んち②オレんち
③手っ取り早くラブホ」


「その手っ取り早い3番って何?」


「これから愛を確かめ合うんです」


「はぁ???
バカじゃないの
いきなり・・・そんな」


「いきなりって言っても
もう一度やってますから」


「それは!あたしに記憶がなくて」
と言い合っていると
「ちょっと そこの2人
そのバカみたいな話
外でやってくれない?
さっ!出て出て」と
あたしたちは隆さんのお店を
追い出されてしまった。


「もう陽菜には聞かない
行くぞ」


あたしたちは3番に向かったのだった。


「待って そんなとこ嫌だし!」


「前もそこだったじゃん
思い出の場所
オレたちの結ばれた場所」


「だから記憶ないってぇ」