「大丈夫かい?不快になっただろう?安心して。あんな女、すぐに “駆除” してあげるからね」



「私は大丈夫なんですけど、先輩を語るとこ胸くそ悪いです。先輩があんな女なんかの為に手を汚さないでください」



「嬉しいな。俺を気遣ってくれてるのかい?」



「はい。というか、そんなことより私にかまって欲しいです」



「ふふ。君は本当に可愛いなぁ」





──後日、あの女をみたものはいない。















「そういえば、俺の跡をつけた後は早く家に帰った方がいいよ」



「はい。というか気付いてたんですね。でも先輩をいつまでも見ていたくて…」



「それは嬉しいけど、ずっと家の前にいるのもね。風邪でもひかないか見ていて心配なんだ。君のすることを尊重したいのは山々なんだけどね」



「それなら先輩も、私が先輩をストーカー後私が家に帰った後、家前にずっといるのは止めたほうがいいです。暗いので心配になります」



「あれ?バレてたか」



「言ったでしょう?先輩のことで知らないことはない、と」



「ふふ。君がそう言うのなら止めるよ。もっとも、自分の家から君を眺めることになるだけだけど」


※ただし画面ごしの彼女になるのがネックです。