私は、いつも会話する時は紙とペン。


普通人のように話したいけど、それができない。


私は、紙に言葉を書き始める。


〈そんなに待ってないから、入学式行こ?〉



夢「ほんとにごめんね…行こっか」


私達は、高校に向けて歩いていく。


高校が近づく度に、不安が押し寄せてくる。


こんな私をみんなは受け入れてくれるだろうか。

声が出せない私を見て、嫌がらないか。


もしかしたらまた、いじめられるかもしれない。


でも、夢葉みたいに受け入れてくれる人がいるかも?


私は不安と緊張で押しつぶされそうになった。