私はパニクりながらも、紙に分かってもらえるように言葉を書いた。


先生に見せる時、夢葉が大丈夫と声をかけてくれた。


私は、震えながらも先生それを見せた。


〈私は、声が出ません。出せません。分かってもらわなくても結構です。前もそうでしたから。なので、この紙で自己紹介をします。よろしくお願いします。〉


先生にそれを見せると、みんな不思議だったのか、ポカーンとしていた。


すると、先生から思いがけない一言が返ってきた。


秋「だったら、黒板に書きなさい。それじゃぁ、小さくて見やしない。はい、チョーク。」


これって、認めてもらえてないのかな…?


秋「わかってもらわなくてとか関係ないんだよ。花野は花野なんだから。みんなに認めてもらえるように努力しなさい。」


私は今までそうゆう言葉をかけてもらったことがなかったので、嬉しくて笑顔で頷いた。


秋「そう、その調子。」


私は怖かったけど、黒板に大きく言葉を書いた。