あぁ、もう。 やめて。 他の子になんて話し掛けないで。 そんな風に笑わないでよ…。 「そーんなに泣きそうな顔してんなら、さっさと『OK』しちゃいなよ。後で追い掛けても、失ったものは手に入らないんだからね!」 ぐさり。 ひなのちゃんの、容赦ない言葉が胸に刺さる。 あたしだって、分かってるよ、そんなこと。 いつまでも煮え切らない態度を取ってたら…No.1の湊は、あたしから目を離してしまうだろうって。 ぎゅう……。 自然に、この前繋いだ手を握り締めた。