そう考えた末。
元々やっていたバスケを続けてみようかと思い立って、やり始めたら…これだ。
「小野坂くん。好きです。付き合ってください!」
うーん。
目的から思い切りズレてる。
でも、一応敵を作らないように、やんわりとお断りをする。
それは、自分でもうんざりするくらい、何度も何度も。
モテることが、男のステータスだと思ってる奴も多いけど、それは自分の好きな子に好かれてなけりゃ意味がない訳で。
「湊は、女の敵!!」
と、真面目に叱られたら、正直辛い。
だって、オレが好きなのは実楽しか有り得ないんだから。



