これって、ねぇ? 恋の魔力ってやつですか? そんなあたしは湊が呼び出しをされる程意固地になって。 湊とは逆にどんどん可愛くなくなっていくんだ。 笑い掛けて冗談を言ってくる、クラスメイトの男子に一応合わせて笑っているけど、気持ちはどこまでも果てしなくブルー。 ホウキを半分ぶらぶらとさせるだけのやる気のない掃除を終らせて、一緒に帰ろうと言ってくる男子をなんとなく「ごめん」とかわした。