【完】お前のこと、好きすぎてやばい。





「う、ウソ……」



「ウソじゃない。俺と付き合うこと考えてといてよ」



それだけ言うと炭谷くんは何も無かったかのように昨日のテレビの話をし始めた。



でも、そんな話全く頭に入ってこなくて、ただ頭に残っているのは炭谷くんからの告白だけ。



嬉しい……でも何でだろう?



心の底からは喜べない。
好きな人から告白されるとみんなこんな気持ちになるのかな?



ふいに頭に浮かぶのは昨日の斗樹の色っぽい顔。



斗樹のことなんか思い出したくないのに昨日の出来事がインパクトが大きすぎて、



せっかくの炭谷くんからの告白も受け止めきれてないんだ。



そうだよ、きっと。
また私は斗樹に振り回されているのか……



頭の中は斗樹のことと炭谷くんのことでいっぱいで必死に隣で話してくれている炭谷くんには悪いけど、さっきの告白の話以外は記憶には残らないと思う。



モヤモヤとした気持ちの正体を隠すかのようにして私は炭谷くんの話に適当に相づちを打った。