なんで今赤くなったんだよ。
まず、普通は俺に上に乗られてる時点で照れるんだし。
お前だけいつもタイミングがちげぇんだよ。
だから、俺の調子も狂っちまう。
「斗樹ってほんとにバカ」
“はぁ?”と言おうとした瞬間、ミナが両手で俺の両頬を抑えてちゅ、と軽く触れるだけのキスをした。
「……え」
「な、なんか言いなさいよ!
ほら、キスしたんだから満足でしょ!」
しばらく俺は放心状態。
だって、本当にしてくれるなんてみじんも思ってなかったし。
はぁ…本当にコイツの行動はたまに読めねぇから困る。
「俺、今日も一日元気に過ごせるわ」
俺ってこんなツンデレでカワイイ彼女がいて幸せ者だよな〜なんて学校行ったらアイツらに惚気けてやろっと。
「何言ってんのよ。あんたはいつでも
元気すぎるくらい元気でバカじゃん」
「うるせぇな。そんな事言ってたら
その俺の悪口しか言えない口にさっきのキスよりも
もっーと深く口付けてやろうか?」
お前のファーストキスは俺なんだから。
俺がこれからいっぱい教えてやるよ。
「あ、朝からあんたは考えることが変態なのよ!」
再び頬を真っ赤に染めて枕を勢いよく投げつけてきた。
それはみごと俺の体に命中。



