【完】お前のこと、好きすぎてやばい。




結局何も言い返すことができずに花火が打ち上がる音を聴きながら斗樹と一緒に来た道を歩いて家にまで帰る。


『話したくない』と言ったからなのかどうなのかは分からないけど、彼は一言も話しかけてこない。


正直戸惑って信じられなかった。
だって、いつもはどんなときでもうるさく話しかけてくる斗樹が黙っているなんて。


斗樹は何が楽しくてこんな私と一緒にいるかな?
ふと、そんなことを頭の隅で考える。


けど答えなんて出てこなくて…



「ねえ、斗樹。どうして私なの?」



どうしても聞きたくなって
自分から話しかけてしまった。


自分でもかなりの自己中だとは思う。
だけど、気になるんだもん。


他にも可愛い女の子は山ほどいるのに
斗樹ならすぐにそんな可愛い子が寄ってくるはずなのにどうしてその中でも私なんだろうと不思議でたまらないの。