【完】お前のこと、好きすぎてやばい。




私はただ黙って上がっていく体温を感じながら自分のうるさい鼓動を聴いていた。


距離が近いために斗樹が話すたびに吐息が耳にかかるから余計に私の心臓を高鳴らせる。


また、呼び捨て……
慣れないから新鮮でなんか不思議な気分だ。



「……黙ってないで、答えろよ」



今度は低く甘い声で私を誘惑する彼。
こんなんじゃ、花火になんて集中出来ない。


花火の音すら、もう遠くに聞こえてしまうほど今の私は斗樹のことしか見えなくなってしまって、頭の中も斗樹のことでいっぱいになる。


こんなの不可抗力だ。
決して、故意で斗樹のことを考えいるんじゃない。


ただ、斗樹が変なことを言って
私に接近してくるからいけないんだよ……。