【完】お前のこと、好きすぎてやばい。




な、なに…?


戸惑う気持ちはきっと隠せていないと思うけど幸い斗樹は後ろにいるから顔は見られずに済むから良かった。



「なぁ…いつになったら
俺を彼氏にしてくれんの?」



お祭りに来ている人の声でガヤガヤとうるさい中
彼の低くて弱々しい声は私の耳にちゃんと届いた。


だから、そうやって時々弱々しくなるのも反則だと思う。
なんの心の準備もしていないのに…斗樹はいつもいきなりなんだから。



「……未定だよ」



でも、そう言った私の方が最高にズルい女で反則なのかもしれない。


自分でもなんでこんなこと言ったのかは分からないけど、この前のようにこっぴどく否定するのは何故か出来なかった。