【完】お前のこと、好きすぎてやばい。





そりゃあ、私は“こんなヤツ”に当てハマるような女ですけどね。


女子力も低くて冷めてるし、可愛くないけど仲良くもない彼らにそんなこと言われる筋合いはないと思うんだけどなぁ…と心の中でブツブツと愚痴る。


だけど、そんな気持ちも斗樹が発した言葉によって勢いよく吹き飛ばされた。



「教えねぇよ、お前らになんて。
教えたらお前らコイツに惚れちまうだろ?」


「……は?」



私も彼らと同じリアクションだった。
まさか、そんなこと言われるなんてみじんも思っていなかったから。


むしろ、『コイツの好きなところなんてねぇよ!』なんてまたムカつくことを言われるのかと思っていたから。


斗樹はふわっ、と優しく微笑みながら言葉を続ける。