「別に付き合ってなんかねぇよ。俺の片想い」
「はっ!?斗樹、榊原のこと好きなの!?」
「そうだけど。なんかわりぃ?」
斗樹は笑顔なんて一つも見せずに真顔で冷静にそう返していく。
︎だけど、私の顔はだんだんと熱を持ち始めて赤くなっていくのが分かる。
ちょっと……そんなこと普通にサラッと日常会話的なノリで言わないでよ。
こっちは心臓が持ちそうにないんだから……!
ドキドキと高鳴る鼓動はスピードを増し、もうなんか心臓が飛び出てきそうだ。
「マジかよ!どこがいいの?好きなところは?」
「俺もそれ聞きてぇ!!」
正直、その言葉にはイラッときたのは
彼らに悟られないようしないと。
だって、その言い方だとまるで『こんなヤツのどこがいいわけ?』と言われているような気がしてならなかった。



