【完】お前のこと、好きすぎてやばい。




「なら、素直に繋いでおくこと。わかったか?」


「……分かった」


「素直でよろしい」



そういって、私の頭をなんの躊躇もなくワシャワシャと撫でるからその手を払った。



「あっ…!ちょ!髪型崩れる…!」


「わりぃわりぃ。つい触れたくなっちまって」



ふわっ、と柔らかく笑いながら彼はそう言った。
そしてその後自分の言ったことの恥ずかしさに気づいたのか顔を赤くしてそっぽを向いてしまった。


そんなリアクションされたら私までなんか恥ずかしくなってきちゃったじゃん……!



「ほ、ほら行くよ!」



繋がれた手を引っ張りながら足を進める。
恥ずかしさで顔から火が出そうなのを悟られないようにするのに必死。


な、何よ…あの笑顔とリアクション。
いつもいつも不意打ちだからズルいんだって。


そのせいで今だって顔をまともに見れない。
しかも夜だから斗樹は色っぽさが増してるに違いないし。


私、思い切り斗樹の思うツボになってる気がする…。