【完】お前のこと、好きすぎてやばい。





私も、もちろん彼女たちから遠のいていく。
ただ、彼女たちの会話が聞こえてしまった。


「あんな子、斗樹には不釣り合いなのにね」そういって彼女たちはバツが悪そうな顔をして行ってしまった。


不釣り合いなんて分かってるよ。
昔から私と斗樹は180度違うんだよ。
輝きも性格も顔も全部。


もちろんいいのは斗樹で悪いのは私。
不釣り合いなことぐらい…とっくの前から分かっていたのにどうしてこんなに胸が痛むの?



「……なんで断ったの?」



屋台のところから一旦抜けて人気の少ないところに来た私たち。
そこで私は思わず本音がぽろりとこぼれ落ちた。


だって、あんな可愛い子たちと一緒に回れたのに。
どうして私なんかを選ぶのよ…なんの取り柄もないし…悪口しか言えないし…女の子らしくないのに。



「なんでってお前と回りたいからだろ」


「どうして?ねぇ、どうして?
どうして女の子らしくもないし斗樹の悪口しか言えない、可愛くもない私と回りたいの?バカじゃないの…?!」



結果、また斗樹を責めるような言い方になってしまった。
すぐに後悔の念に駆られるけどどうしたらいいのか分からずギュッと拳を握りしめた。