「ほんと変わんないね〜。
そうだ!せっかく会ったんだし一緒に回らない?」
こんな誘い…斗樹なら絶対断らない。
なんてったって彼はプレイボーイのチャラ男くんだもん。
「あー、わりぃけど……「いいよ、斗樹。回ってきなよ。私のことは気にしないでいいから」
私のことなんて気にしないでいい。
斗樹の悪口しか言えない私なんかといるよりも可愛い子たちといる方がよっぽど楽しいだろうし。
そういって、家に帰ろうと足を一歩踏み出した瞬間
いつかのようにグイッと肩を引き寄せられて体が斗樹の体と密着した。
それだけで体温は三度ほど上がったような気がした。
「俺は今日、コイツと回るから。
お前らの相手してる暇ねぇの。悪いな」
……え?
斗樹は笑顔でそういうとヒラヒラと手のひらを左右に振って彼女たちから遠のいていく。



