【完】お前のこと、好きすぎてやばい。




「そんなこと言っても私は落ちないからね」


「分かってるっつーの。
お前は手強いから長期戦で行くつもり」


「な、なによそれ…!
あんた一生結婚出来ないわよ…!」


「だーかーら、俺の嫁はお前だけでいいの」



なっ…!
またそうやって甘い顔して私を惑わそうとしてくる。


元プレイボーイなだけあって
そういう扱いには慣れているのかも…。



「そんなことよりも、もうすぐ屋台つくぞ。
ベビーカステラ屋はどこだ〜?」


「なんでベビーカステラなんて探してんのよ」


「だって、ミナ好きじゃん。
いっつも最初はベビーカステラ買ってるの覚えてる」



自信あり気なその表情と言い方に少々悔しさと腹立たしさを感じたけど、彼の言っていることは何一つ間違っていないから反論すらできない。


何もいなくて黙っているとクスクス上からと笑い声か聞こえてきてそちらに視線をやると斗樹が口元を抑え、肩を小さく揺らしながら笑っていた。