「だから、ちげぇよ。
ただ…その…お前がいつもと違うから…」
「似合ってないなら素直にそういえばいいのに」
好きでこんな格好してるわけじゃないし…と意地を張ってそう思うのに何故か心はチクチクと針で刺されているかのように痛む。
なんだろう…この胸の痛みとモヤモヤした気持ちは。
「似合いすぎてるから、可愛すぎるから…」
「え?」
「そんなお前に見とれてたんだよ」
「なっ…!」
頬を少しだけ赤に染めて、照れくさそうに髪の毛をクシャりとしながら言った彼にドクンと心臓が小さく高鳴った。
急にそんなこと言うなんて…反則だ。
いくら斗樹でもそういうことを言われると毎回心臓が過敏に反応してしまう。



