【完】お前のこと、好きすぎてやばい。




「じゃあ、さっそく着ましょ♪
髪型もお母さんが整えてあげるからねっ!」



心底嬉しそうに頭の上に音符を浮かべながらいうお母さんを見て私まで嬉しくなった。


まあ、仕方ない。
たまには違う服装で行くのもいいかもしれない。


それから甚平を着て、数十分の間お母さんに髪型は任せて私は黙って椅子に座ってボーッとする。


こういうときに女子力のある子は自分で髪の毛をアレンジして可愛くするんだろうなぁ。
でも、女子力の欠片もない私は人に任せることしかできない。


唯一、女子力があるのは料理ぐらい?



「さぁ、出来たわよ!
約束の時間まであと少しだし間に合ってよかったわ!」



お母さんがうっとりとしたような声を上げて私の肩にポンッと手を置いた。


鏡に映る自分の姿を見て大きく目を見開いた。
だって、いつもの私じゃないんだもん……。


メイクだって少しだけしてもらって、髪型もお団子にしてもらってすごく可愛くなっている。