園子の足元に緑色の魔法陣が浮かび上がってきた。
そして、園子たちの周りにシャボン玉のようなものが囲んでいく。
「...ほう。」
リンネは園子の魔法を見て興味深そうにそれを眺めていた。
「えっ!これって結構難易度高いやつだよね」
スーランも驚きレイに問う。
レイは頷きその魔法を眺めていた。
紫色の光はシャボン玉のようなものにそれぞれ吸い込まれていく。
よくよく見ると、その紫色の光は小さな光が集まって出来ていた。
それを気泡で少しずつ吸い取っていったのだ。
「......ふぅ」
紫色の光を全て吸い込み園子は一息つく。
そして、パチンッ と指を鳴らした。
するとシャボン玉のようなものが次々と消えていく。
リンネは最後までその魔法をみて感心した。
「この年でそれを使うの者はそういないな。
流石リカの娘と言うところかな?」
リンネのこの言葉で後ろにいた生徒たちが拍手を園子に送った。
「...え?」
園子は周囲からの拍手の意味がわからないため頭に疑問がそこらじゅうに浮かび上がる。
「おー!これはこれは
分かってないな〜ご本人は!」
スーランは園子の反応が面白かったのか笑っていた。
この魔法はこの魔法界に来る前に練習していたのだ。
伊織との話で出てきた あれ である。
[分からない方は2ページの園子と伊織の会話を!]
「この魔法は難易度は高い方なんだよ。
気泡は液体や個体にできる泡のことでことで風で再現するのは難しい」
レイが園子に分かるように説明する。
編み気泡の魔法は高校3年生で習い、
使うことが出来るのは高校3年生でも難しいと言われている。
「へ?そうなの?
普通に人間界にいた時にお母さんに教えてもらって練習してたんだけど...」
園子はレイやスーラン、リンネを見ながら言った。
最後の方はほぼ声が出ていなかった。
使うのはまずかったかと心配をしている園子をよそにスーランは目を光らせていた。
「すごいね!
私でも全然使えないのに!
ん〜やっぱり得意魔法とそうでないのでは使いる難易度は変わるものなのかな?」
スーランは ふーむ と園子を見ながら首をかしげた。
するとリンネが近くまで来て口を開いた。
「それは大いに関係するだろうが、レイは得意魔法以外も難易度は高いぞ?
スーラン、お前は感覚を覚えるのがレイよりも遅いからな。
その違いでもあるだろう。」
リンネが的確にスーランに言葉を送るとスーランは あはは と返す言葉がなく苦笑いを浮かべた。
「まぁ、それでもレイやスーランよりも覚えが遅いボンクラなやつがこのクラスには沢山いるがな...
さて、今日の授業を始める。」
リンネの容赦ない言葉に他の生徒は黙り込んでしまった。
だが、結局のところその通りなのだから仕方がない。
「リンネ先生っていつもあんな感じなの?」
園子はだれにもきこえないようにレイに聞いた。
それにレイは ああ と即答した。


