奈々の瞳が映していたのは、暗い暗い 闇の世界だけだった。 奈々は、俺達がどんなに面白い話をしても、一切笑ってくれなかった。 当時の奈々はとても冷たくて、俺と潤が仲良くしようとしても一切心を開かずじまいで、本当に大変で。 俺たち三人は、そんな奈々が笑えるようになるために、サプライズとかを計画したりとか、たくさんのことを一緒になって考えた。 そのかいもあって奈々は少しだけなら笑ってくれるようになった。 声を上げて笑ったりとかは、まだできないけれど。