「おいあづ、

何ぼーっとしてんだよ」





「へ?
あぁ、悪い」



 真ん前にいた潤に声をかけられ、俺は言う。




「さては、
あの子のこと考えてたでしょ?」



 隣にいためぐが俺の頬をつついて、笑っていう。