奈々の俺のYシャツを掴む腕に、余計力が籠った。 「あぁ、生きるよ……。 ……本当に、悪かった」 俺は奈々のその小さな背中に腕を回し、囁く。 まるで猫だ。 いつも冷静沈着で何があっても驚かないくせに、 急にこんな風にすがり付いて来るんだから。 もしかするとめぐは、奈々のこういう所に ハマったのかもしれないなぁ……。 なんて、今はそんなこと考えてる場合じゃないけど。