「もうわかったのか!?」「もうわかったの!?」


 奈々の言った言葉が信じられず、
ついめぐと声が揃ってしまった。




 これぞ正しく双子!って感じだ。






「お前ら息ピッタリだな」





 奈々は俺とめぐを軽く一瞥し、言った。




「そんなことはどうでもいい!
あづはどこにいんだよっ!!」



 俺は自分がついさっきまで奈々にめっちゃキレられていたのも忘れ、思わず叫んでしまった。





 また怒られるかもとか、そんなん考えてらんなかった。


 ——やっと手がかりが見つかったんだ。


 あづは絶対に見つけ出してみせる。



「恐らく、あづは今ここにいる」




 奈々は操作していたノートパソコンを俺と恵美が見えるように動かした後、そう言葉を紡いだ。