長谷川病院の最寄り駅にある 山奥に聳えた小さな墓。 「奈々絵、卒業おめでとう」 めぐはトートバッグから奈々の卒業 証書とおもしきモノを取り出し、 墓の上に置いた。 「先生が用意してくれたの。……奈々は優等生だったから」 うわ、先生超良い奴じゃん。 「奈々のお墓参り、学校の子たくさん来てくれたしね。 無愛想でも根は優しいって、 ちゃんとみんな気づいてたみたい」