夏星高校は準優勝となってしまった。

試合後、監督に集められた。

「みんな、今年はみんなの夏を台無しにして申し訳ない。もっと全力を尽くせたのに...」

「監督、俺が悪いんです。あそこでうまくホームランに出来たら勝ってたんです。」

葵は真剣にみんなに話し謝り続けていた。

その日の帰り道。

葵と2人で帰ることになった。

「葵、今日はお疲れ様でした。」

「涼、ありがとう...でも、俺言わないといけない事あるよな...」

分かってる。葵が言いたい事...だから、

「葵、私...葵が野球してるとこも、どんな姿も多分...大好きです...」