ジェットコースターに乗った後からは凄く時間が早く感じた。

あっという間に閉園時間の5時だった。

「葵楽しかったね~」

「良かったよ!涼が楽しくて」

「えっ?葵は楽しくなかったの?」

「あっ!いや...楽しかったんだけど...」

「けど?」

「あんなこと言ったから、怖くなって...」

「今日好きにさせてやるってやつ?」

「そう。」

「今日は凄く楽しかったけど、まだ好きにはなってないから、時間をもう少しちょうだい。」

すると、葵は目を見開いた。

「ありがとう、そうするよ」