中学になっても私の立場は変わらなかった。
でも、いじめられ浮いていた私に、必ず『おはよう』と挨拶してくれる子がいた。
嫌な気はしなかった。
ある日私も同じように『おはよう』と返すと、ホームルームの後にその子に呼び出された。
『――――ちょっと! なんで挨拶返してくるのよ!』
私は戸惑った。
だって、その子が挨拶してくれたから、返しただけなのに……
『毎朝あんたに挨拶してるのは、内申書の為だから! いじめられっ子にも平等に接しているっていう、先生へのアピールなんだから、あんたの返事なんか求めてないの!』
『二度と話しかけないでよね!』そう言ってその子は去って行った。
――――もう、やめよう。
誰かが優しくしてくれても、その事に期待をしちゃいけないんだ。
友達になれるとか、思っちゃいけないんだ。
小学校でも中学校でも、クラスの人は友達や仲間を作って楽しそうだけど。
もうそれを求めるのは、やめよう……
でも、いじめられ浮いていた私に、必ず『おはよう』と挨拶してくれる子がいた。
嫌な気はしなかった。
ある日私も同じように『おはよう』と返すと、ホームルームの後にその子に呼び出された。
『――――ちょっと! なんで挨拶返してくるのよ!』
私は戸惑った。
だって、その子が挨拶してくれたから、返しただけなのに……
『毎朝あんたに挨拶してるのは、内申書の為だから! いじめられっ子にも平等に接しているっていう、先生へのアピールなんだから、あんたの返事なんか求めてないの!』
『二度と話しかけないでよね!』そう言ってその子は去って行った。
――――もう、やめよう。
誰かが優しくしてくれても、その事に期待をしちゃいけないんだ。
友達になれるとか、思っちゃいけないんだ。
小学校でも中学校でも、クラスの人は友達や仲間を作って楽しそうだけど。
もうそれを求めるのは、やめよう……