「よっしゃぁ! じゃあ、今日から『不知火の姫(仮)』決定!」


志貴が嬉しそうにそう叫ぶと、店内の他の不知火のひとたちも、ワッと歓声を上げる。

一人、葉月だけが怒ったような顔をしたままだった。















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