きっといるはず………!!

よくこの辺りで女の子といるって聞いたし。

意を決して木の裏側へ勢いよく飛び出した。



「つ、堤先輩……いますか……?」



ーーーそして、私はすぐに後悔することになる……。



「……あ、ごめん。今取り込み中なんだ」


「へっ?」



取り込み中……………?


疑問符が浮かんだのもほんの一瞬だった。


う、嘘でしょーーーー!?


だって私の目に飛び込んできた光景は………、



「……っ、やだっ!覗き?なんなのアナタ!」



はい…………!?


芝生に倒れ込んでいる男女が二名……。


というか、倒れ込んでるんのではなく、横になって密着しているって言った方が正しいかもしれない………!


いや、ちょ、ちょっと待ってよ…………!


叫んだ美人な女の人のワイシャツはボタンが全て外れてて、ドット柄の水色のブラが見えてるし……。