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私の人生終わったよ、お母さん………。
そう言っても大袈裟なんかじゃない………!!
高校二年、桜舞い散る4月。
新しいクラス表が貼り出された朝、生徒玄関前で、私は人目も気にせず膝から崩れ落ちた。
どうして、アイツが同じクラスなの……!?
何度見ても二年一組の表には、間違いなく私の名前と桐生秋十の名前が載っていた。
地元の三分の一は偏差値が平均的なこの高校を受験するからか、アイツと高校まで同じだと知った時は、ほんっとにお先真っ暗だった。
でも、小中ともに呪われたように同じクラスだったけど、高校入学と同時、遂にクラスが離れた。
その時の嬉しさは尋常じゃないっ!!!
町内を裸で一周してもいいくらい!(犯罪です)



