その、“ だったら ” にたどり着くまでの流れがわからない。
顔見られたから、何だっていうんだろう。
ひたすら首を傾げるあたしを見て、隣に立っていた本多くんが静かに口を開いた。
「相沢さんは、おれと一緒にいた女の子ってことで目を付けられてる。狙われる可能性もあるから、念のため」
なんだか読めない表情で、そんなことを言う。
目を付けられてるとか、狙われるとか。あたしの日常には馴染みがない言葉たち。
「相沢さんがおれの彼女だとか、彼女じゃないとか。 そんなこと関係なしに、おれと関係があると知れた時点で何されるか分かんないんだよ」
「……」
「昨日、巻き込んでごめんって言ったのはこういうこと」



