本多くんと三成くんを交互に見ながら、声を出さずにはしゃいでる桃香と伊代が視界の端に映った。
あとで質問攻めに遭うんだろうな……。
頭の片隅で覚悟する。
「なんであたし連絡先がいる、の?」
やっと返事をすると、はあ? と怪訝そうな顔をされた。もちろん三成に。
「連絡つかねぇと困るだろ? 教室にいないときはどうすんだよってことになるからな」
「え?」
あたしは昨日の今日で、三成くんと頻繁に連絡を取り合うほどの大の仲良しにでもなったの?
……いやいや、まさか。
「なんで?」
「あ?」
「え、う……。どうして、そんな必要が……?」
呆れたようにため息をついた三成くん。
そしてその直後、彼の口から思いもしない言葉が飛び出した。
「毎日一緒に帰んだから当たり前だろ」



