与えてやれる世界がここしかなくて、本当に申し訳ないけれど

「今の」お前にとっては、黒蘭が一番生きやすい場所だと思っている。



仲間を大事にして、この場所で精一杯生きなさい。



ただ、俺がいなくなったあと、黒蘭はお前のものだから、どう扱うのも自由だよ。


もし、夢ができたとき、大事な人ができたときには

お前の手で黒蘭を終わらせても構わない。


誰に嫌われようと蔑まれようと

自分が歩みたいと思う道をよく考えて、選んで、それを疑わず真っ直ぐ生きること。




七瀬の人生に

たくさんの幸せが訪れますように。



本多 佳遥 .




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