それからすぐ笑顔に戻ると、隣にあったコンビニを指差して「寄っていい?」とあたしに尋ねてくる。
頷いて、中島くんのあとに続いた。
中島くんはおにぎりやサンドイッチが置いてある惣菜コーナーに。
特に買いたいものがなかったあたしはお菓子の棚をテキトウにぐるりと回り、雑誌のコーナーで週刊誌を手に取った。
パラパラとページをめくっていたら、隣にふと黒い影が並んできて。
「その俳優好きなの?」
もう買い物を済ませたのか、のぞきこんできた中島くんがそう尋ねる。
あたしが開いてたのは、最近人気が急上昇してるらしい若手俳優の特集ページ。
たしか先月のドラマでヒーロー役だった人だ。
「あんまりよく知らないんだけど、でもかっこいいよね」
「ふうん。そういうのがタイプ?」



