暗黒王子と危ない夜


鍛えるって。
また突拍子もないことを。



「男に免疫つけろ。中島が来たら俺は帰るからな」

「うん。……って、へっ?」



間抜けな声がでてしまった。



「えっ、な、んで……」

「まずは中島で人見知り克服してみろよ」


「いや、そんな急に……」

「俺だってお前と帰りてぇけど、中島とは仲良くなってもらわないと困んだよ」


「初対面なのに無理……っ。 三成……が、いてくれないといやだよ」



必死の思いで腕をつかむと、なぜか三成くんは顔を斜めに逸らしてしまう。



「ちょ、お前なあ。 離……さなくていいけど、なぁ。 ……はあ」

「……?」