暗黒王子と危ない夜


長いため息が落ちてきた。

それから三成くんはあたしの頭をてきとうにポン、ポンと撫でて。


「お前なあ、その人見知りみたいなの直した方がいーぞ」


あたしだって……。
直せるものなら直したいと思ってるよ。


初対面だと無駄に緊張してしまって、相手の目をまっすぐに見ることができない。

そのせいで感じが悪いと思われるのか、そこから仲良くなることができずにいつも終わっていく。


「まあべつに、カワイーからそういうのとアリだとは思うけどな。 あんまひどいと将来的に不安だろ? ちょっと俺が鍛えてやろうか」