「生憎私は甘いものが苦手でな。これ、全部食べていいぞ」
「そ、そんな。……いえ、少し嬉しいけれど」
「だろうな。甘いものが好きそうな顔をしている」
「それ、どういうことですか」
ランスは我慢出来なくなったのか、今度は声を出して笑い始めた。
……何がそんなに面白いのか、私には理解出来ない。
そもそも甘いものがすきそうな顔、って何なのよ。
そりゃあ、好きだけど。
なかなか食べられないお菓子だもの、なおさらだけど。
って、違う。
それよりも、聞きたい事があったのよ、私は!
「ラ、ランス。……確かに名前で呼んだわよ、これでいいのよね?だから教えて、どうしてその歌を知ってるの?」
私がそう聞くと、ランスは笑うのを止め少し真面目な表情になる。
「まだだ。名前を呼んだだけじゃ教えられないな」
「ええ!?これで十分じゃないの!」
「駄目だ。今話しても思い出話にしかならない。後は、そう。アリシアが心の底から私を知りたいと思うようになった時、その時に話す事としよう」
「そ、そんな。……いえ、少し嬉しいけれど」
「だろうな。甘いものが好きそうな顔をしている」
「それ、どういうことですか」
ランスは我慢出来なくなったのか、今度は声を出して笑い始めた。
……何がそんなに面白いのか、私には理解出来ない。
そもそも甘いものがすきそうな顔、って何なのよ。
そりゃあ、好きだけど。
なかなか食べられないお菓子だもの、なおさらだけど。
って、違う。
それよりも、聞きたい事があったのよ、私は!
「ラ、ランス。……確かに名前で呼んだわよ、これでいいのよね?だから教えて、どうしてその歌を知ってるの?」
私がそう聞くと、ランスは笑うのを止め少し真面目な表情になる。
「まだだ。名前を呼んだだけじゃ教えられないな」
「ええ!?これで十分じゃないの!」
「駄目だ。今話しても思い出話にしかならない。後は、そう。アリシアが心の底から私を知りたいと思うようになった時、その時に話す事としよう」

