天満堂へようこそ-3-

「この庭のムーが通った場所は裏門だ。そこまでは何とか匂いで行けたが、そこから匂いが消えてるから、誰かに抱かれていったか……」

「ムーは知らない人についてかないから!あいつ、おやつには弱いけど、逃げ足も早いし……あ。前もあったかも。ほら妖精さん……ユーリさんは?」

「待ってろ」

そう言ってなにか念じているのだろう。
光った魔法陣からユーリさんが出て来た。

「お呼びですか?」

「あのさ、前に魔法陣書いて持たせた妖精さんにはムーすっごく反応してたんだよ。こっちに来てないのかな?」

「それは無いと思います。本来妖精は人前に姿は表しませんから」

「そうか……」

「それよりこれ見てくれ」と、またズボンを捲られる。

珍しいとか色々言われているが、どうでもいいと言うか、少しのんきに見える2人に腹が立つ。

「なぁ、変化とやらは後で詳しく教えてもらうけどさ、ムーどうするの?」