【完】好きだという言葉の果てに


「もう、今日は大学に資料取りに行くだけだから…付き合ってくれる?」

「あ、いいですよ?俺も今日、大学に行く用がありますから」

「なんか、取りに行くの?」

「あー…コンクールの概要プリントを貰いに…」

「えー?一年ってそんなに遅かったっけ?」

「まだ、ひよっこなんですよ」

「ふふ。そんなに拗ねないで?私だって、似たようなもんだからさ」


ね?ベッドを抜け出して、元気良くそう言う彼女は、「ごめん、シャワー浴びてきてもいい?」なんて、爆弾発言をして、リビングを出て行った。
いや、俺が天然たらしだって言うなら、彼女は絶対に無意識小悪魔天使な訳で…。

「~~~っ、あやめさん…なんか、色々反則ですよ…ほんとに」

その呟きは、微かに聞こえるシャワーの音で掻き消された。