「うわ…あ…」 「…キレイですね…」 「う、ん。キレイだね…すごい」 同じく息を飲んでイルミネーションを眺めていた彼女が、くん、と俺の手を引っ張ってくる。 「…はい?なんですか?あやめさん…」 「…ありがとう」 一瞬、白い息が、まるでその場で雫になって落ちるじゃないかっていうくらいの温かな微笑み。 そんな顔を向けられて眩暈がしそうだった。