アナウンスを聞き逃さないように注意しつつ、のんびり電車に揺られる。
初め待ち合わせ場所を瀧川さんのご自宅にしようとしたら、迎えに行きますと言われて最寄り駅になった。
道は覚えているので大丈夫ですと主張したんだけれど、そういうことではないらしい。
もうすぐ着きます、といつも通り電車の中で連絡を入れると、改札前でお待ちしています、といつも通りのお返事が来た。
人波に流されるようにして階段を下りる。
改札口に向かうと、正面の壁際に瀧川さんを見つけた。うっ、今日も遠目からでもかっこいい。
「おはようございます」
「おはようございます。髪可愛いですね」
早足で駆け寄ったら、にっこり甘やかな微笑みが落ちてきて、思いきりくらう羽目になった。
挨拶に付随した褒め言葉にはなんとか慣れてきたけれど、ふいに解ける眼差しにはいまだ慣れない。
「ありがとう、ございます」
頑張りました! っておどけられるほどの余力は残っていない。
こちらのかすれたお礼にもう一度にっこり笑って返答に代え、瀧川さんは甘い微笑みのまま私の左側を歩いた。
初め待ち合わせ場所を瀧川さんのご自宅にしようとしたら、迎えに行きますと言われて最寄り駅になった。
道は覚えているので大丈夫ですと主張したんだけれど、そういうことではないらしい。
もうすぐ着きます、といつも通り電車の中で連絡を入れると、改札前でお待ちしています、といつも通りのお返事が来た。
人波に流されるようにして階段を下りる。
改札口に向かうと、正面の壁際に瀧川さんを見つけた。うっ、今日も遠目からでもかっこいい。
「おはようございます」
「おはようございます。髪可愛いですね」
早足で駆け寄ったら、にっこり甘やかな微笑みが落ちてきて、思いきりくらう羽目になった。
挨拶に付随した褒め言葉にはなんとか慣れてきたけれど、ふいに解ける眼差しにはいまだ慣れない。
「ありがとう、ございます」
頑張りました! っておどけられるほどの余力は残っていない。
こちらのかすれたお礼にもう一度にっこり笑って返答に代え、瀧川さんは甘い微笑みのまま私の左側を歩いた。


