「寄り道ですか?」
阿呆な考えに傾く私の心内を知らない瀧川さんは、荷物を持つ手をとめてくれた。
「はい。今日待ち合わせしたカフェで夜ご飯をいただいて帰りたいなって。カフェ・オ・レ ボウルが美味しかったので、他にもいろいろいただいてみたくて。また是非お邪魔したいなあと思いまして」
たい焼きの後は何も食べていないし、いくらふたつ食べたとはいえ、カフェの軽いお昼ご飯もたい焼きもおやつ時より前には食べ終わっていたし、そろそろ夕ご飯の支度をする時間帯だし。
おなかは充分すいている。
お店は確か、二十一時まであいていたはず。
「気に入っていただけて嬉しいです。よければご一緒してもいいですか?」
「はい、是非」
「ありがとうございます」
「いえ、とんでもないです! こちらこそ、素敵なお店を教えていただきましてありがとうございます」
玄関に着いたところで、かけておいたコートを着やすいように広げてもらって撃沈した。
どうぞって。いや、ほんと、あの。
なんで瀧川さんはそうかっこいいの。
阿呆な考えに傾く私の心内を知らない瀧川さんは、荷物を持つ手をとめてくれた。
「はい。今日待ち合わせしたカフェで夜ご飯をいただいて帰りたいなって。カフェ・オ・レ ボウルが美味しかったので、他にもいろいろいただいてみたくて。また是非お邪魔したいなあと思いまして」
たい焼きの後は何も食べていないし、いくらふたつ食べたとはいえ、カフェの軽いお昼ご飯もたい焼きもおやつ時より前には食べ終わっていたし、そろそろ夕ご飯の支度をする時間帯だし。
おなかは充分すいている。
お店は確か、二十一時まであいていたはず。
「気に入っていただけて嬉しいです。よければご一緒してもいいですか?」
「はい、是非」
「ありがとうございます」
「いえ、とんでもないです! こちらこそ、素敵なお店を教えていただきましてありがとうございます」
玄関に着いたところで、かけておいたコートを着やすいように広げてもらって撃沈した。
どうぞって。いや、ほんと、あの。
なんで瀧川さんはそうかっこいいの。


